コーチングの基本はこの2つだけを押さえるだけでよい理由
コーチングについて ゴール設定について ニセモノの見分け方 本来のコーチング
- コーチングって、何するの?説明を聞いてもわかりにくい。
- まずはコーチングって何からはじめればいいの?基本の型とかあるの?
コーチングをやってみたいと興味を持った。
けれども、なかなか納得できるような分かりやすい情報が見つからなくて困っている。
この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
ご安心ください、もう大丈夫です。
プロのコーチとして活動する筆者が、業界の裏側にも触れながらコーチングの基本について丁寧に解説します。
この記事を最後まで読んで頂くことで手に入れられる情報は以下のとおりです。
せっかくのタイミングなので、ぜひ最後まで読みすすめてください。
コーチングの基本はこの2つだけを押さえるだけでよい理由

コーチングの基本はこの2つを押さえるだけでよいと考えます。まずは、「クライアントのエフィカシーを上げる」こと。次に「クライアントの利益のためだけにコーチングをする」ことです。
(簡単にいうと、「コーチングのときは、相手のことだけを思って応援する」と言い換えられると思います。もちろん多くの理論や背景があるのですが、初心者の方はこのような理解でよいと思います。)
なぜなら、この2つのポイントを押さえていないものは、本来のコーチングではないからです。そして、クライアントのためにならず、かえって有害になる可能性さえあるからです。
たとえば、もしあなたがコーチングを受ける側になるとします。
あなたにセッションをしてくれるコーチが、自分自身の利益のことだけを考えていたらどうでしょうか?
つまり、あなたではなく、コーチ自身の目標のためにコーチングをしている状況です。
わかりやすい例でいうと、こんなイメージでしょうか。
- 「このお客さんにはとあるプログラムを売りたい。だから、買ってもらえるように誘導しよう」
- 「この人が、Aという行動をしてくれたほうが自分にとって都合がいい。A以外の選択肢を選びづらいように誘導しよう」
- 「私の部下であるBさんは、とても大きな夢を持っている。しかし、私のチームの今年の目標を考えると、その夢を諦めてもらったほうがいい。柔らかい言い回しで誘導してしまおう」
- 「これから話すCさんは、独立を目標として日々熱心に仕事をしている。けれど、会社の組織のことを考えると、独立されると困る。だから、独立することがいかにリスクがあるかを伝えて、やんわりと諦めてもらおう」
ハッキリいいます。
最悪のパターンです。
そう思いませんか?
すでにお気づきの通り、これはクライアントのためになっていません。
また、相手のゴール設定やその実現を無視しています。
おそらく、クライアントの利益になることはないでしょう。
そうです、これはコーチングではありません。
たんなる押し売りです。
ニセモノのコーチングもどきに惑わされないように気をつけてください。
こちらに関連記事を載せています。
ぜひ参考にしてみてください。
コーチングとは、エフィカシーを上げること

コーチングとはエフィカシーを上げる行為です。
エフィカシーとは、「私ならこのゴールを絶対に達成できる」という自分の能力に対する自己評価のことです。
簡単に言うと、自信満々な状態にするということです。
ここで大切なのは、ゴールの概念です。
本来のコーチングにおいて、ゴールとは「現状の外側に設定する」ものです。
今のままでは達成が不可能であること。
そして、今の自分の考え方や優先順位を大幅に変えて行動をする必要があることです。
コーチングの基本は、クライアントの利益100%で実施すること

本来のコーチングは、クライアントの利益を100%優先して実施をするものです。
コーチングセッションのとき、コーチ側の利益が1%でも生まれるとNGです。
それはコーチングとはいいません。
コーチングをする側の利益につながるように誘導したり、考え方や価値観を刷り込む行為は厳禁です。
そのため、会社の理念やビジョン、目標といった「組織の都合」などを伝えることは、コーチングではありません。
意外に思うかもしれませんね。
しかし、ハッキリいいます。
会社内においてコーチングは成立しません。
上司と部下、社長とチームといった関係性では、必ずクライアント以外の利益が生まれてしまうためです。
それはそうですよね。
上司とかチームの目標を達成するために、部下に指導をするわけですから。
これは指示や司令です。
つまり、コーチングの基本からかけ離れています。
ですので、本来のコーチングを行うときに大切なことがあります。
お分かりのとおり、自分に利害関係が一切生まれないクライアントに対してだけコーチングをするものなのです。
コーチングの基本を忘れてはいけません。
もちろん、職場においてコーチングの技術や知識を応用することはできます。
社内のプロジェクトを活性化させたり、トレーニングを行うことなどですね。
私自身も、コーチングの技術を利用して仕事を行っています。
ありがたいことに、大きな恩恵を受けています。
こちらに、私の体験談も含めて、コーチングが仕事の役に立つ理由を解説しています。ぜひ参考にされてください。
コーチングの基本を守ることで、絶大な効果が出る

コーチングの基本を守ることで、絶大な効果を出すことが可能です。
なぜならば、コーチングはクライアントのエフィカシーが高まるから。
本来持っている可能性や能力を引き出すことになるから。
ゴールを実現するための行動が自然と生まれるからです。
詳しく解説します。
コーチングの基本はエフィカシーを上げること

コーチングの基本は、クライアントのエフィカシーをあげることです。
一言でいうと、あなたが自信満々になり、勇気を持った状態にすることです。
その結果クライアントが、どうしてもやりたい目標に向けて、アクティブに行動をすることになります。
目指す目標に向けて行動をするので、成果が出ないほうがおかしいくらいです。
そしてコーチングの基本である「マインドの使い方」を身につくことで、さらなる成果が期待できます。
それはそうです。
もし、少しでも状況が変化したらすぐに軌道修正をすることができます。
そして、ゴールを実現するためのあらゆる手段を検討して実行します。
誰に止められたとしても、どんな批判をされたとしても行動し続けるのです。
だから成果が出ないわけがないです。
たとえば、クライアントが以下のようなゴールを設定したとします。
- 今期の目標を大幅に上方修正して達成したい(現状の外側であるとします)
- 新しいプロジェクトを任される有望な人材になりたい
- 落ち込んだりすることなく、いつもエネルギッシュに活動できる人になりたい
- 日本に留まらず、海外にも進出して活躍できる人になりたい
- 仕事だけではなく、プライベートも充実させて人生を楽しみたい
あなたの利益を100%優先してくれるコーチは、マインドの使い方について徹底的にサポートをしてくれます。
そうすると、あなたが今まで気づかなかった手段が見えるようになります。
しかも、優秀なコーチは、周りから批判をされたりしないように、ドリームキラーの対策方法を教えてくれます。
そして、何があっても、親兄弟の家族はもちろん、学校の先生や職場の上司、親友よりもだれよりもあなたのことを100%応援をしてくれます。
もちろん、コーチ自身の利益誘導はゼロです。
こういう状況に身をおいたとき、あなたはどんな感覚になりますか?
きっと力強さを感じているはずです。
本来、人間はとてつもない安心感を感じたときに、力を発揮するものです。
その結果、多くの経験を積んで知識を身につけることで、考え方や価値観が大幅に変わります。
つまり、物事の選び方が変わるので、行動も変わります。
どんなことがあっても、常にゴール達成に集中し、あらゆる手段を即座に実行し続けるようになります。
成果が出ないはずがありません。
もちろん厳密に言うと、注意点はあります。
前に進むにしたがって、さらに新しくゴールを再設定をする必要はあります。
ただし、難しく考える必要はありません。
何度も何度もゴール設定を更新してもいいのです。
コロコロ変わるものだという前提で、ゴールに向かって進めればよいのです。
なおコーチの利益について補足します。
優秀なコーチに依頼をするとき、費用は必ず必要になります。
つまり、コーチング契約のタイムチャージは必要になります。
しかし、これはコーチの利益ではありません。
それはそうです。優秀なコーチの時間を拘束するのですから、その分の対価を払う必要があります。
ただし、コーチング契約の費用は、時間に対してのフィーです。
ですから、利益とはみなしません。
例をあげると、弁護士に相談するときの相談料に似ているかもしれません。
法律のプロである弁護士。
そのプロフェッショナルの時間をもらうからには、1時間あたりの対価を払うことは普通です。
プロの弁護士は、今まで数千時間の勉強をして、専門知識を持っています。
弁護士がアドバイスをする時間をもらうということは、中身というよりも時間に対して費用を払っていることになります。
このあたりは、別の記事で詳しく解説をする予定です。
コーチングの基本を学ぶなら苫米地式コーチング以外にありえない理由

コーチングの基本を学ぶなら苫米地式コーチング以外にありえません。
その理由は単純です。
本来のコーチングと、コーチングの基本についてプログラムを開発したのは、苫米地英人博士以外に存在しないからです。
なお、苫米地英人博士が監修している機関が認定したコーチであれば、基本は知っているはずです。
ただ、いろいろなコーチがいるため、自分にとって相性がいいかどうかについては調べる必要があります。
こちらに関連記事を載せておきました。
ぜひ参考にしてみてください。
コーチングの基本を無視したエセコーチングに注意してください

コーチングの基本を無視したエセコーチングに注意してください。
理由はシンプルです。
世の中には多くのコーチングプログラムが存在するからです。
そして、いい悪いではなく、本来のコーチングの基本を教えていないものもあります。
実際に私も目にしてきました。
お金を払って講習を受けたこともあります。
大切なお金と時間をドブに捨ててしまったと考えています。
もちろん、彼らに一切悪気がないことも知っています。
選ぶ方法を知らなかった私に責任があると考えています。
それはそうです。
人それぞれに価値観や優先順位があります。
いろいろな事情があって、多くのエセコーチたちが活動をしています。
決して、彼らが悪いといい切れるわけではありません。
しかし、悪気がないことと、エセコーチングで被害が生まれることは別の問題です。
本来のコーチングではないものをコーチングと称して説明したり、活動することに対しては私は疑問を感じています。
一方で、安物のエセコーチングがあるからこそ、本物が光ると考えています。
いかがでしょうか?
せっかくこの記事を見ていただいているのあなたには、本来のコーチングを知ってほしいと思います。
本来のコーチングと基本を学んでから、自分にあったコーチを探すことを強くオススメいたします。
コーチングの基本をおさえるために、ルー・タイスの存在を知るべき

本来のコーチングとは、元祖コーチであるルー・タイスが生み出した理論です。
そして、そのコーチング理論を、最先端の認知科学をもとに体系化したのが苫米地英人博士です。
ルー・タイスはアメリカに生まれ、世界中で活躍した元祖コーチです。
ルー・タイスは世界で初めてコーチングを設計。
NASAや米軍、アメリカのトップ企業であるフォーチュン500の過半数以上に向けてサービスを提供しました。
北アイルランド紛争の解決にも貢献したと言われています。
(コーチングを実施する際には、機密保持を締結するため、具体的な事象は世の中には開示されていません。)
数多くの成果を残し続けてきたルー・タイスが、ある悩みを持ちます。
そして、機能脳科学者である苫米地英人博士に相談をしました。
コーチングで成果を出してきたからこそ、俺にはスコトーマ(盲点)があるに違いない
俺のスコトーマを外してくれないか?
この依頼を受けた苫米地英人博士が、ルー・タイスのコーチング理論体系化に協力することに。
この体系化を通して、コーチングの基本が定義されました。
その一部を紹介すると以下のとおり。
- 人には必ずスコトーマがある
- コーチングは、クライアントの利益100%で実施するもの
- ゴールは、現状の外側に設定すること
- コーチングは、クライアントのエフィカシーを上げる行為である
はじめて見られるキーワードもあると思います。
コーチングの基本について理解を深めていただくためにも、こちらに関連記事や動画を載せておきました。
ぜひ参考にしてみてください。
【特別無料公開】エフィカシー SPECIAL EDITION 苫米地メソッド 苫米地英人公式チャンネル
苫米地英人博士によるコンフォートゾーンの解説動画
苫米地英人博士による、【ネガティブ消去術】エモーションコントロール(嫌な記憶やトラウマの消去)
最後に

いかがでしたでしょうか?
コーチングの基本は2つだけであること。
そして、その基本を守ることでどうして成果や結果が生まれるかをお分かりいただけたかと思います。
念のためおさらいをすると、大切なポイントは以下の通りです。
なお、このとよブログを運営する苫米地式認定コーチに聞きたいことはありますか?
とよブログ問い合わせ窓口よりお問い合わせくださいませ。
最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。
あなたとお会いできる日を楽しみにしています。