コーチングの起業で成功する人は一握りである根拠と背景を解説します。
- お金をかけずに起業したい…
- コーチングなら簡単に起業できそう…
- コーチングで起業できたら、ラクそうだし、人生楽しそう…
コーチングで起業をしてみたいと思いはじめた。
けれども、うまくいくかどうか不安でモヤモヤしている。
そんなあなたに向けて、この記事を書いています。
どうか安心してください。
コーチングで失敗しない起業のやり方は存在します。
こちらの記事は、実際にコーチングをゼロから学んで起業を経験している筆者が執筆しています。
体験談はもちろん、官公庁の発表しているデータを元に説明しています。
ぜひ読み進めてみてくださいね。
なお、この記事を最後まで読んで頂くことで手に入れられる情報は以下のとおりです。
せっかくのタイミングなので、ぜひ最後まで読みすすめてください。
それでは進めますね。
コーチングの起業で成功する人は一握りである根拠と背景を解説します。

コーチングの起業で成功するのは一握りの人だけです。
その理由はシンプルです。
成功するも何も、ほとんどの方が本来の起業をしていないからです。
起業しているといっているものの、クライアントがいない状態で「私はコーチです」と自称しているばかりだからです。
多くのケースが起業しているつもりになっているだけなんですね。
つまり、起業が成立していないので、そもそも成功するほうがおかしいのです。
それはそうです。
起業をして会社経営をするということは、常に集客が必要となります。
そして、優れたサービスや商品を開発し続ける必要があります。
コーチングにおける起業とは、単なる手段であり通過点である
つまり、起業とは通過点であり、単なる手段なんですね。
決して良い悪いではなく、このあたりの経営基礎知識を理解して活動する人は少ないです。
そして、ほとんどの自称コーチたちがビジネスを諦めて退場しているような印象があります。
多くの自称コーチが立ち上げているSNSを見たことはありますか?
個人ブログやツイッターを見るとお分かりになると思います。
全員が全員ではありませんが、どこかで更新が止まり、諦めている印象が強いですね。
では、逆の目線で見てみましょう。
「起業」を通して事業経営に熱心に取り組めば、統計上は約8割の方は5年間続けることが可能です。
5年間経営が続くということは、一定の営業利益が残って活動をしていることの証拠なはずです。
つまり、丁寧にプランを練ってから起業をすれば、成功しないほうがおかしいのです。
コーチングと起業に関するデータを考察する
ここからは、コーチングと起業に関するデータを考察してみましょう。
詳しく解説しますね。
世の中には多くの起業家が挑戦し、ビジネスを立ち上げ(開業し)ています。
そして、もちろん廃業をしている事業者もいます。
経済産業省が管轄する中小企業庁のデータを見てみましょう。
日本国内では5年間で18.3%の企業が廃業しています。
逆に言うと、起業してから5年間経過しても81.7%が続いています。
意外だと思いませんか?
よく、3年で90%の会社が廃業するとか聞いたことはありませんか?
起業がいかに大変かについて、注意されたことはありませんか?
実際のデータを見てみると、そんなことはないんですね。
以下に中小企業庁が公式サイトで紹介しているグラフを転載しますね。

※帝国データバンクが調査している企業が対象となるため、すべての事業主が計上されているとは断言できません。※
しかし、コーチング業界の場合はどうでしょうか?
コーチングの分野で起業をし、5年以上生き残って活躍している人はかなり少ない印象です。
客観的なデータは手元にないのですが、筆者の肌感覚でいうと10%未満だと思います。
または、数ヶ月で諦めているのではないでしょうか?
その理由はシンプルです。
さっきお伝えしたとおりですね。
ざっと書き出すとこのようなイメージでしょうか?
- 開業届を出していない。(うまくいったら開業届けを出す)
- 会社経営からは程遠い状態であること。(経営基礎知識を知らない)
- お客様がいない状態で活動をスタートしている。(マーケティングを知らない)
- 法人を設立していない。(屋号だけはあり、赤字申告をしている)
- そもそも起業をしていない。(とりあえず活動をしてみる)
- 起業しているとアピールしているだけ。(周りにすごいと言われてみたい)
- セルフブランディングのために起業家と名乗っている(あまり中身がない)
- 自称が「コーチ」というだけである。(良い悪いではなく、誰でも自称できる)
これはコーチングだけに限った話ではありません。
すべてのビジネスやプロジェクトでも同様だと考えています。
多くの方がビジネスに関わるとき、十分なリサーチや勉強をしないままに取り組むものなんですね。
根拠はないけれど、私ならきっとうまくいく!
このようなイメージでしょうか?
決して悪いことではないと思います。
自信を持って、未来に向けて行動することは素晴らしいと思います。
しかし、自信があることと、知識を持っていることは全くの別です。
つまり、起業してビジネスを軌道に乗せるためには、自信だけでは足りないのです。
ハッキリいいますね。
コーチングで起業を成功させて生き残るならば、きちんとした知識を身に着けてください。
そして、資金を準備して、丁寧に経営をしてください。
それ以外の方法論はまずありえません。
別の言葉で言い換えると、コーチングで起業をしてうまく行かないほうがおかしいです。
もちろん、起業が成功したと言えるかどうかは人それぞれです。
組織でビジネスとして本気でコーチングに取り組む場合、年間の営業利益が1億円を越すことが成功かもしれません。
個人で副業としてコーチングをやっていく場合はどうでしょうか?
ある程度、職業として充実感を感じながら、ちょっとした利益さえ残れば成功だとする考え方もあるかもしれません。
もう一度くりかえします。
良い悪いではなく、経営計画なしにコーチングで起業することはやめるべきです。
その理由は単純です。
お客様の役に立っていないからです。
それはそうですよね?
あなたが気になっているコーチが、いつのまにか活動をやめていたらどう思いますか?
コーチ自身がうまくいってないんじゃないんですか?
このように思ってしまいますよね?
つまり、クライアントや周りの方が不安になります。
コーチとは、クライアントからのあこがれの存在であるはずです。
有言実行でゴールに向けて行動している人物であるべきです。
いかがでしょうか?
コーチング起業で成功する人は一握りであるということが、イメージいただけましたでしょうか?
コーチングで起業する前に学ぶべきことが山ほどあります。

コーチングで起業する前に学ぶべきことが山ほどあります。
それはそうです。
先ほどお伝えしたとおり起業とは事業経営であり、経営活動の1つだからです。
つまり、起業するとは経営者としての役割を果たし、社会に貢献することです。
準備ゼロで挑戦をするのは、あまりにも無謀です。
コーチング業界や、クライアントに対して失礼です。
コーチングの起業でよくある失敗例
詳しく解説しますね。
もしあなたが企業経営に関する知識を持たずに「(本来の意味での)起業」をするとどうなるでしょうか?
ざっとこんなイメージだと思います。(ここでは仮想のAさんについてストーリーを書きます)
読んでいて、気分が悪いかもしれませんが、参考情報の1つにしてみてくださいね。
起業のスタート
もうイヤイヤ仕事するのは辞める。会社にも辞表を出そう。
これからは、上司にも同僚にも取引先にも気を使わなくていい。
自分の思うように自由に生きていくんだ。
身内や友人からは、少し引き止められることもあった。
けれど、なかには応援してくれる人もいた。
「Aくん起業するの?すごいね!」
「え?会社辞めたの?でもAくんならなんかうまくいくかもしれないね!」
「コーチングで起業するんだ?
じゃあ元手もいらないし、うまくいきそうだね。
Aさんは頭いいよね」
「起業したら教えてね、なんかの形で応援するよ!
A君の成功を祈ってるよ!」
こういった言葉をもらって本当に嬉しい。
これからの新しい人生のことを考えるだけでワクワクする。
私ならきっとできるはず。たぶん…
そして、意を決してAさんはFacebookやInstagram、Twitterで起業したことを発表します。
できるだけきれいな写真を載せてみました。
今の自分の中でベストのメッセージを考えて情報発信をします。
多くの友人知人、SNSでの「友達」達がいいね!やリアクションをしてくれます。
そしてAさんは安心しながらも期待します。
きっと友人や知人の紹介でお客さんが現れるはず。
お客さんさえつけば、コーチングは元手がいらないし話すだけだで売上がまるまま利益になる。
相場の値段よりもちょっと安めに設定しておけば、紹介ということもあって選んでくれそう。
そのうちメールとかの問い合わせが増えて、大変になるかも。
うまく行ったら外車に乗って、セミナーとかやってみよう。
そうだ、起業していれば食事代とか経費で落とせるんだっけ。
車とか家賃も経費になるから、生活費とかほとんどいらなくなるのかも。
経理とか難しいことはよくわからないから、税理士さんとかにお願いすれば大丈夫でしょ。
数カ月後
あれ、これだけSNSで情報発信してるのに誰からも紹介が来ない。
最初のうちはいいねとかリアクションがあったけど、なんか反応が落ちてそう。
会社に辞表を出してから有給を使い切って、失業保険も一時的にもらった。
でも、貯金も限られてるし、売上がないとヤバいかも。
でも、広告とかだせばうまくいくはず。
そうだ、ブログとかで集客すればいいのか。
さらに数カ月後
あれ、ブログマーケティングとかやってみたけど、ぜんぜん反応がない。
インターネット集客は簡単で誰にでもできるノウハウがあるって聞いた。
情報商材とか買って試してみたけれど、うまくいってない。
そうか、気がつけば確定申告の時期か。
会社員の頃は、経理の人とかが年末のなんたら調整とかいって用紙を配ってくれてたっけ。
今回からは、交際費とかも経費で処理したいから確定申告しないといけないのか。
あれ、この確定申告ってどうやるんだっけ。
なんか、売上がない状態だと申告しなくていいらしいから、何も言わずにいようかな。
また、さらに数カ月後
なんとかSNSの紹介で何人かとお茶して、コーチングの営業をしてみた。
けれど、全然契約にならない。
前に知り合いのBさんに言われた言葉が引っかかる。
「結局コーチングって自己啓発とか、研修と何が違うんですか?他のコーチとどう違うんですか?」
競合とかそんな事考えたことなかったからうまく説明できなかった。
でもコーチングをやっていれば絶対に成功するって言い切ったことは良かったかも。
僕もいま色々と苦しんでいるけれど、きっとうまくいくはず。
そうだ、テンションを上げるために本屋さんで何かいい本が無いか調べてみよう。
最終的に
なんだよ、コーチングの起業は簡単って言ったやつ誰だよ。
きっとうまくいく人は、もともと恵まれている人だけじゃないのか。
いろんな自己啓発の本とか読み込んできたけれど、全然うまくいかなかった。
実家ぐらしだから生活はできる。
けれども、このままだと人生が終わってしまいそう。
無理せずに諦めて、普通の仕事に戻ろうかな…
いかがでしょうか?
わたしに限って、こんな失敗をするはずがないです!
そう思う気持ちもわかります。
ただ、参考情報として受け入れてもいいかもしれません。
というのも、筆者のイメージでは、ほとんどのコーチング起業家が、同じような流れになっている気がしているからです。
なぜならば、どんなビジネスを展開する場合でも、しっかりとしたビジネスの基礎知識を持っていることが必須です。
経営と財務、セールスとマーケティング、そして法務の知識が必須です。
別の言葉で言い換えます。
ハッキリいいますね。
起業するべきではないタイミングで起業をしているからうまく行かないのです。
それはそうですよね?
極端にいうと、料理の作り方や集客のことを一切知らずに、飲食店をはじめるのと同じです。
もちろん、いろいろな要因が重なってうまくいくこともあると思います。
そして、最初に知識が足りなくっても、急いで勉強や研究を重ねることでうまくいくことも十分に考えられます。
しかし、多くのコーチング起業家は「起業」をしていないはずです。
経営に関する知識を持たないまま挑戦をしているようです。
そして、コーチングさえあればうまくいくと考え、勉強を怠っている可能性があります。
これでうまくいくとしたら、誰が「起業(アピール?)」したとしても成功するはずです。
大切なことは、起業をするということは、経営者になるという自覚を持って、知識や情報を集め続けること。
そして、お客様に対して「他のコーチではマネできないコーチング」を提供することです。
そして、何よりもコーチングとは何かについて正確な知識を持つべきであることは言うまでもありません。
こちらに、本来のコーチングについて解説した記事を載せております。ぜひ参考にされてくださいませ。
コーチングの起業で法人を持つタイミングはスタッフを雇うときです。

コーチングの起業で法人を持つタイミングはスタッフを雇うときです。
その理由はシンプルです。
雇っているスタッフに対して社会保険などの福利厚生を提供する必要があるからですね。
一言でいうと、あなたのスタッフの方に安心してもらうためです。
コーチングで起業した当初は、個人事業主ですすめるべき
コーチングで起業した当初は、個人事業主ですすめるべきです。
詳しく解説しますね。
スタッフを雇用するまでの間は法人を設立する必要がないと、筆者は考えています。
とむしろそれまでは、個人事業主などの副業レベルでコーチング事業を展開するべきです。
コーチングとは、乱暴な言い方をすると運転資金や初期投資をほぼしなくても成立させることが可能です。
もちろんしっかりとした知識を持つための勉強代(研修費)は必須です。
ただ、ある程度の知識を身につければ、体一つで起業をして、経営をすることが可能です。
ということは、金融機関からの借り入れは不要ですし、立派な事務所もいりません。
コーチングを実際に行う場所は、自宅でもいいでしょう。
または、どこか別の場所を確保してもいいかもしれませんね。
つまり、コーチングは最低限の装備で起業することが可能な業種なのです。
そのため、最初から法人を設立する必要もありません。
だから、周りに見栄を張ったり、SNSで発表するために会社を立ち上げました!などと用意をする必要も無いのです。
ただし、従業員を雇用するときは別ですよ。
社会保険に加入する必要があります。
また、何かあったときに備えて労災に加入する、年休を手配するなど労務の手配も必須です。
それは先ほど申し上げたとおり、あなたのスタッフの安心のためです。
起業家として、経営者として当然のマナーです。
もちろん業務委託のメンバーだけで業務を行う場合は、社保加入はなしで良いかもしれません。
しかし、ある程度の売上が立ち、ビジネスを前進させるならば法人が必要になります。
法人を持つことで、個人事業主に比べて税率が変わり、交際費の枠にも違いが生まれます。
ある程度の税制の優遇が生まれることも事実です。
ただし、ここで大切なことがあります。
法人は税金対策のためにあるのではありません。
お客様にサービスを届けるための組織として法人があるのです。
最初の話題に戻します。
商品を提供するための通過点として起業があり、法人があります。
その中で、雇用が生まれたり、国のGDP成長や税収の増大の貢献する可能性がある。
だからこそ、税制の優遇があると筆者は考えています。
最初からむやみに税制優遇を考えたりしないでください。
お客様に届けるコーチングの価値について、しっかりと知識を身につけてください。
そして、起業にはどんな情報や知識が必要かについてじっくりと考える時間を持つべきです。
急いで起業をしなくても大丈夫ですよ。
どの時代にも、あなたのコーチングを必要としている人がいるはずですから。
また、21世紀の日本であればいつでも起業が可能だし、法人設立も簡単です。
ただ、正確な情報を集めて知識を身につける勉強が必要であるということです。
ですので、焦らずにコーチングの起業をじっくりと進めて下さい。
そして、スタッフさんを雇う時に、メンバーのために法人を設立してください。
さいごに

いかがでしたでしたでしょうか?
コーチングの起業で成功するのは一握りであることがイメージいただけましたでしょうか?
本当に簡単なことなのです。
ほとんどの方が、そもそも起業をしていないだけなのです。
起業していない人が成功するわけがありません。
だからこそ、しっかりと基礎知識を身につけた上で起業されることを強くおすすめします。
なお、シキブログを監修している苫米地式コーチング認定コーチに聞きたいことはありますか?
もし1つでも気になることがあれば、こちらのシキブログ問い合わせ窓口から、問い合わせてみてください。
念のため、今回の記事のおさらいをすると、大切なポイントは以下の通りです。
最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。
あなたとお会いできる日を、心から楽しみにしています。
HidetoTomabechi コーチング シキブログ 能力開発 自己啓発 自己成長 苫米地式コーチング 苫米地英人 認知科学 豊川慧海