コーチングで使える質問集が存在しない理由を告白します。【永久保存版】
- コーチングって質問のやり方を工夫するだけでしょ?
- コーチングって簡単そうだけど、なにかコツがあれば知りたい…
- コーチングって、なにか質問する以外にやることあるの?
コーチングに興味を持ちはじめた。
けれども、どんな質問をすればいいか納得できる情報が見つからなくてモヤモヤしている。
そんなあなたに向けて、この記事を書いています。
どうかご安心下さい。
これからは、質問集を探す必要はありません。
なぜならば、コーチングで使える質問集が存在しないからです。
この記事を監修しているのは、世界最高峰のコーチング認定資格を持つプロコーチです。
実際にビジネスの現場でコーチングの技術を活用している筆者が丁寧に解説します。
なお、この記事を最後まで読んで頂くことで手に入れられる情報は以下のとおりです。
せっかくのタイミングなので、ぜひ最後まで読みすすめてください。
では、進めますね。
コーチングで使える質問集が存在しない理由を告白します。

コーチングで使える質問集は存在しません。
その理由はシンプルです。
ハッキリいいますね。
本来のコーチングを理解しているプロは、「コーチングで使える質問集なんてない」と分かっています。
ということは、「コーチングの質問集」という情報を発信している人は、コーチもどきです。
責任あるコーチとして活動しているからこそ、この事実を伝えようと思います。
もしあなたが「コーチングの質問集」を見つけるとしますよね?
そのとき、このように考えるのではないでしょうか?
ざっとこのようなイメージですね。
まずコーチング質問集という書籍やブログを読んでみます。
そして、きっと分かるところから試してみます。
実際に職場などの日常生活で使ってみようと考えだします。しかし本当に成果が出るかはわかりません。
というか、成果が出ているかどうか確かめる方法がありません。そして、いろいろと質問を試してみても全く効果を感じられないまま時間がすぎる。
まったく実感がない。
自分のやり方が良くないのかもしれないと思い不安になります。
そして、コーチングに関する情報を発信している人のウェブサイトや書籍を調べ始めます。
そして、実際に勉強会に出てみたり、セミナーに参加しはじめます。
研修を依頼したほうが良いのかもしれないと不安になります。
そして、まずは無料の説明会があるかどうか調べてみよう・・・と考えます。
いかがでしょうか?
たぶん当てはまっていると思います。
このように行動して当然です。
それはそうです。
「コーチングの質問集」と呼ばれているものは、「コーチング」という名前が使われているだけです。
ハッキリいいます。
コーチングというプログラムをあなたに売りつけるために、集客商品として使われています。
あなたをカモにしようとしているのです。
コーチングの質問集は、あなたに売りつけるための商品でしかない

実際に世の中には、「コーチング」という名前が使われている多くのプログラムが存在します。
しかし、後述の通り本来のコーチングからはかけ離れています。
決して良し悪しではありません。
そもそも、質問集で語られているコーチングは、本来のコーチングではないのです。
いい悪いではなく、コーチング業界には広告宣伝やマーケティングがうまい人がたくさんいます。
つまり、集客をするための手段の1つとして「コーチング質問集」という情報を発信しているのです。
もう一度ハッキリいいましょうか。
コーチングに役立つ質問集は存在しませんよ。
それはあなたの反応を引きだす集客商品でしかありません。
言い換えると、著者はあなたにコーチングの知識を伝えようとしていません。
そして、あなたにコーチとして活躍してほしいとも思っていないでしょう。
ただ、シンプルにあなたに商品を売りたいだけのはずです。
すこし残念かもしれませんが、これが事実だと確信しています。
もちろん、コーチングのことは忘れて、読み物としてやコミュニケーションのツールとして考える場合は別です。
ちょっとしたコミュニケーションのテクニックとして、質問集が活用できる場面もあると思います。
コーチングに質問集はいらないと断言する理由はシンプルに1つだけ。

コーチングに質問集はいらないと断言します。
その理由はシンプルに1つだけです。
コーチングをするときの相手や状況によって、質問するべき内容が変わるから
いかがでしょうか?
具体的に説明しますね。
コーチングで質問する内容は、相手によって変える必要がある。

もしあなたがコーチングをやる側になるとします。
そして、相手に質問を投げかける必要があるとしましょうか。
その時の質問する内容は、場合によって様々なはずです。
それはそうだと思いませんか?
人それぞれ状況が違うからです。
また、会うたびに変わり続けているからです。
3ヶ月も経てば考え方が変わっている可能性もあります。
極端な例かもしれしませんが、相手の状況をいくつか考えてみませんか?
例えば以下のようなイメージでしょうか。
- 30代男性で中間管理職。自分のキャリアに不安がある
- 40代女性で主婦。子育ては落ち着いたが、やりたいことが見つからずモヤモヤしている。
- 50代男性で、大家さん。経済的にも時間的にも余裕があるが、充実した気がしない。
- 20代女性で、結婚したばかり。仕事と家庭どちらを優先するか悩んでいる。
- 30代男性の経営者。仕事は充実しているが、プライベートは全然。やりたいことが見つからない。
いかがでしょうか?
すぐお分かりいただけるように、相手の立場も状況もまったく違いますよね?
しかも、あなたにコーチングを依頼した経緯も違うはずですよね?
あなたがどんな分野で成果を出しているコーチでしょうか?
相手は、どんなことに悩んでいて、どこまであなたに話をしているのでしょうか?
今かかえている問題も、ひょっとしたら1ヶ月後には解決しているかもしれません。
また、さらにややこしくなって、ストレスを抱えてこんでいるかもしれません。
ハッキリいいますね。
相手の立場や状況は変わり続けます。
つまり、ほぼ無限のようにケースが分かれます。
もし仮に、ある程度役に立つコーチング質問集があったとしても、意味がありません。
それはそうです。
すべてのケースや状況をカバーできる質問集など存在しません。
そして、大切なポイントがあります。
それは、コーチング質問集は本来のコーチングからかけ離れているということ。
もし質問集を読み込んでいたとしても、本来のコーチングにおいては一切役に立たないと言えるでしょう。
それは、相手の状況や環境は変わり続けるからですね。
もちろん、「本来のコーチング」を知っている状態でしたら、ちょっとした質問のテクニックは役に立つかもしれません。
世の中で言われているコーチングについてリサーチし、クライアントの不安を解消するといういみならば、小手先のテクニックが役に立つかもしれません。
良し悪しではなく、それぞれに役割があると筆者は考えます。
しかし、もっとも大切なのは本来のコーチングを知ることだと断言します。
コーチングの質問集を探す前に、本来のコーチングを知るべきです。

コーチングの質問集を探す前に、やることがあります。
それは、本来のコーチングを知ることですね。
それはそうです。
本来のコーチングを知ることが、クライアントのゴール達成に直結するからです。
質問集を探している場合ではないですよ。
前述の通り、コーチング質問集というものは、「コーチング」という名前を使った集客商品です。
そして本来のコーチングからはかけ離れています。
そのため、いくら質問集を読み込んで質問のレパートリーを増やしたとしても役に立つはずがないのです。
もう一度ハッキリいいます。
大切なのは、本来のコーチングが何かを知ることです。
そして、数ある手段の1つとして質問をするべきです。
では、本来のコーチングとは何なのでしょうか?
本来のコーチングについて

本来のコーチングとは、クライアントのエフィカシーをあげる行為です。
だからこそ、エフィカシーをあげるための手段の1つとして、質問をするべきです。
なお、本来のコーチングについては、こちらの関連記事を参考にしてみてください。
では、エフィカシーとはなになのでしょうか?
エフィカシーの定義は以下のとおりです。
エフィカシーとはゴール達成をするための、自己能力に対する自己評価です。言い換えると、以下のような状態です。
「私には、どうしても達成したい夢・ゴールがある。そして、わたしならきっと達成できるに違いない。それだけの能力があることを確信している」
※ルールとして、ゴールは現状の外側に設定する必要がある。
エフィカシーをあげるということは、相手の考え方を根本的になることになります。
詳しく説明します。
エフィカシーを上げるということは、現時点の相手のブリーフシステム(優先順位)を更新するということです。
つまり、今まで気づかなかったことに気づくようになります。
昔は見向きもしなかったことに喜んで挑戦するようになります。
極端に言うと、生き方自体を根本的に変えるようなサポートをするということです。
では、エフィカシーが上がると、どうなるのでしょうか?
一言でいうと、別人になります。
今までは想像もつかなかったようなゴールに向けて、挑戦をし続けるようになります。
ゴールに向かって挑戦することが日常になります。
勇気を持ってチャレンジしていることが自分らしいという状態を作り出します。
専門用語でいうとコンフォートゾーンが変わるということですね。
なお、コンフォートゾーンについてはこちらの関連動画を参考にしてみてください。
苫米地英人博士によるコンフォートゾーンの解説動画
コーチングにおける質問の役割について

本来のコーチングにおける質問の役割とは、なになのでしょうか?
筆者の言葉でいうと、以下のとおりです。
相手がどんな単語を使って話すかという反応を見て、相手のブリーフシステムを確認すること
つまり、設定したゴールの達成に向けて、相手が今どこにいるのかを確認をするのです。
それはそうですよね。
ゴールを目指しているのですから、どれくらいの距離があるかについて調べる必要があります。
また、いい悪いではなく、どんなことを見落としているかについて観察する必要があります。
ほんの一例ではありますが、コーチング中のコーチが読み取っている情報は以下のようなイメージではないでしょうか?
どんな価値基準で、優先順位で物事を捉えているのだろうか?
どんなスコトーマ(心理的盲点)を持っているだろうか?
それがバランスホイールのどの部分に対する思考だろうか?
現状の内側かどうか?ほんとうにやりたがっていることなのかどうか?
誰かから押し付けられているだけではないだろうか?
本物のコーチは、このように観察をしています。
観察をするために質問をしているのです。
ただ、あくまでも参考情報の1つでしかありませんよ。
このまま使えばうまくいくというわけではありません。
気をつけてくださいね。
こちらに本来のコーチングについての関連書籍も載せておきました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
さいごに

いかがでしたでしょうか?
コーチングの使える質問集は存在しないこと。
そして、その理由がお分かりいただけましたか?
シキブログ監修の苫米地式コーチング認定コーチへ聞いてみたいことはありますか?
1つでも気になることがあれば、シキブログ問い合わせ窓口より問い合わせをしてみてください。
念のため、今回の記事のおさらいをすると、大切なポイントは以下の通りです。
最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。
あなたとお会いできる日を心より楽しみにしていますよ。
HidetoTomabechi コーチング シキブログ 能力開発 自己啓発 自己成長 苫米地式コーチング 苫米地英人 認知科学 豊川慧海