コーチングとカウンセリングの役割は別。悩み解消は手段の1つでしかない。
- コーチングとカウンセリングどちらを受けるか迷ってる。ちゃんと比べたいから、できれば詳しい人から教えてほしい・・・
- コーチングってカウンセリングと似てそう。でもどう違うのかが分かりづらし、いくら調べてもよくわからない・・・
- コーチングってカウンセリングの一種でしょ。悩みを解消するためのやり方じゃないの?自分の場合はどちらがマッチしているのか教えてほしい・・・
- カウンセリングよりコーチングのほうに興味がある。でも、臨床心理士みたいに信頼できる人がいるかどうか分からない・・・どうやって探せばいいか教えてほしい・・・
コーチングに興味はあるけれど、カウンセリングの違いが分からなくてモヤモヤしているあなたへ。どうかご安心下さい。こちらでは、コーチングとカウンセリングのどちらを選べばいいか、またその役割について解説しております。
この記事は実際にカウンセリングやコーチングを体験した筆者が書いております。いくら調べても他では出てこない情報も交えて説明をしますので、ぜひ読み進めてみてくださいませ。
なお、この記事を最後まで読んで頂くことで手に入れられる情報は以下のとおりです。
- コーチングとカウンセリングの役割は別。悩み解消は手段の1つでしかない。
- コーチングもカウンセリングも、信頼できる相手を探すことが最重要。
- カウンセリングと比べる前に、本来のコーチングを知るべき
せっかくのタイミングなので、ぜひ最後まで読みすすめてください。
コーチングとカウンセリングの役割は別。悩み解消は手段の1つでしかない。

コーチングとカウンセリングの役割は別。悩み解消は手段の1つでしかありません。カウンセリングの役割は主に悩みを解消すること。一方で、コーチングは悩みにとらわれずに、目指している夢や目標に向かって前進するお手伝いをする行為です。
ハッキリ言います。どちらも単なる技術ですので、あなたが役に立つと思うものを選ぶべきです。コーチングとカウンセリングのどちらが良いとか悪いというものではありません。役割が異なるので、状況によって使い分けられる状態が理想です。
カウンセリングの役割について
カウンセリングの役割についてお伝えします。オクスフォード英語辞典によると以下のように記載されています。
the provision of professional assistance and guidance in resolving personal or psychological problems
悩みを訴える人の相談に応じ、(精神医学の立場から)助言や指導をすること。
大まかに言い換えるとこちらのようなイメージでしょうか。
臨床心理士などの専門家が、相手の悩んでいることを傾聴し、心で感じているモヤモヤや、個人的な悩みを解決するお手伝いをする行為。
つまり、「現時点または、今までのあなた」が悩んでいることに焦点を当てて、その理由やキッカケ、問題の背景について観察をし、解決することと言い換えられるかもしれません。
ですので、カウンセリングを受けることで、あなたは現時点での悩みを解決できる可能性が高まるということになります。
ただ、コーチングの情報も探しているあなたにとっては、満足いく答えではないかもしれません。それはそうです。決して良し悪しではなく、「これからどうするか」や「本当にやりたい、望んでいることは何なのだろうか」については触れていないからです。
筆者は精神科医や臨床心理士ではありませんので、カウンセリングについてはこれ以上解説しづらい部分があります。しかし、大切なことは、「あなたが本当はこれからどうしたいか」を設定して、毎日を充実して過ごせるかどうかではないでしょうか。
もちろん、カウンセリングを受けるべき状況もあると思います。コーチングよりもカウンセリングがマッチする可能性ももちろんあります。ただ、それぞれに役割があり、別物であるということを知るべきです。
コーチングの役割について
コーチングの役割について解説します。コーチングとは、大まかに言うとこのような状態を引きだす役割を持っています。
「あなたが設定した夢や目標に向けて、私ならきっとできるはずと言う強い信念と確信を持って行動をし続けられる状態」
専門用語で言い換えると、あなたのエフィカシーをあげる行為です。エフィカシーとは、ゴール達成に向けた自己能力の自己評価です。乱暴に一言で置き換えると、自信満々の状態です。言い換えると、このようなイメージでしょうか。
「私にはどうしてもやりたいことがある。今までの延長線上では、達成は不可能で、周りからは批判されるような目標がある。けれども、誰に何を言われたとしてもやりたいし、実現をしたい。
たとえ現時点で技術や知識が足りなかったとしても気にしない。悩むこともないし、とらわれない。これからに向けて挑戦し、新しいスキルを身につける。ライフスタイルや、物事の優先順位、自分の性格を変えてまででも挑戦をする。私にはその力があるに違いないと確信している。
いかがでしょうか。このように、自信満々の状態をキープし続けて、更に新しい目標を設定し、挑戦をし続けることを日常にすること。これがコーチングの役割です。(専門のトレーニングを受けたコーチから、本来のコーチングを受けていることが大前提となります。)
もちろんコーチングが必要ないケースもあると思います。すでにコーチがいる場合や、信頼できるサポーターがいる場合。または、コーチングよりも、カウンセリングなどの医療行為が必要な場合です。
本来のコーチングは、あなたの具体的な悩みを解決するものではありません。むしろ、具体的な悩みや中身、コンテンツにはふれません。どちらかというと、情報処理のやり方(マインドの使い方)をお伝えし、その使い方を強力にサポートする行為です。
決して良し悪しではなく、コーチングにはカウンセリングの役割はありません。カウンセリングが優れている状況も多々あると思います。ですので、どちらも状況に応じて使い分けるべきだと筆者は考えています。
コーチングもカウンセリングも、信頼できる相手を探すことが最重要。
コーチングもカウンセリングも、信頼できる相手を探すことが最重要です。それはそうです。あなたが信頼していない人から何を言われたとしても、何も心に刺さらないと思いませんか。
もしあなたが、相手のことをこんなふうに思っているとしましょう。
- こんな上司になりたくない・・・
- 自分の20年後の姿はこんな状態なのか、、、夢がない
- なんかこの人見てて違和感を感じる。緊張してソワソワして目が泳いでる
- 言葉にはできないけれど、一緒にいたくない
- この人にお願いをして、本当に私は良くなるんだろうか・・・
- なんか嫌な感じがする。早く終わらないかな・・・
はっきり言います。この状態では、どんなコーチングやカウンセリングを受けたとしても効果は期待できません。どんなに良いことを言われたり、優れたアドバイスを受け取ったとしても、活用することは難しいでしょう。
その一方で、あなたのことを心から応援している人がいるとどうでしょうか。親よりも、家族よりもどんな仲の良い友人よりも、あなたのことを信じてくれています。例えばこんなイメージです。
- あなたの気持ちを教えて下さい。良いとか悪いではなく、今感じていることです。
- 言いたくないことは言わなくて大丈夫です。話していい内容だけ教えて下さい。
- あなたが違和感を感じていることは一度ストップして見る選択肢もあります。一度観察してみて、ご自身で選んでみて下さい。
- どんな人にも悪気はありません。そして、あなたの行動や発言にも悪気がないことを知っています。気にしなくて大丈夫です。これからどうするかが大切です。
- みんな悪気なしにあなたを批判したり、傷つく言葉で否定することがあります。でも悪気はないんです。あなたが本当はどうしたいのかが大切なんです。
ひとことでいうと、めちゃくちゃいい人です。そして、あなたと一緒にいる時間は、あなたのことにだけ集中してくれています。スマホも見ないし、パソコンも見ない。よそ見しないし、とてもリラックスできる空間を確保してくれています。
こういう状況の場合、言葉を話していなくても、人は信頼するものです。そして、安心して話せたり、話さずとも考えを整理したりすることが可能です。
もう一度はっきり言います。コーチングもカウンセリングも、信頼できる相手を探すことが最重要です。場合によっては、本当に信頼できる人がそばにいて話を聞いてくれる状態なら、コーチングやカウンセリングが必要なくなる可能性もあります。
こちらに参照記事を載せておきましたので、ぜひ参考にされてくださいませ。
ちなみに、「コーチングの質問方法」の本を読み込んでいる人は相手にしないほうがいいと思います。それは、あなたのことよりも、質問のやり方などの方法にこだわっているからです。その方は本来のコーチングを知らない方だと思います。
こちら参考記事になります。
カウンセリングと比べる前に、本来のコーチングを知るべき

カウンセリングと比べる前に、本来のコーチングを知るべきです。なぜなら、今のあなたが知っているコーチングは、本来のコーチングからはかけ離れている可能性が非常に高いからです。はっきり言います、コーチングもどきの可能性が高いです。
もしあなたが、コーチングについてこのようなイメージを持っているとしましょう。
- できるだけ具体的でわかりやすいゴールを設定する
- ステップバイステップで目標を設定する
- 有言実行が大切。だから周りに宣言をして、自分を追い込むからこそパワーが出る。
- スポーツの監督やコーチがやってる内容と似ている。同じ分野の人だけが教えられる。
- コーチングは意外と簡単だから、数冊本を読んで、短期の研修を受ければ使いこなせる。
- コーチングは質問をすることが何よりも大切。どんな質問をするかに気をつけないといけない。
- 職場にコーチングを導入すれば、いろいろとうまくいくらしい。
はっきり言います。これらのイメージは、本来のコーチングからかけ離れています。期待している成果はまず出ないと断言します。多くの場合、一切悪気のない方が発信した情報を鵜呑みにしているだけだと思います。
世の中には、コーチングという名前を使ったプログラムが多数あります。しかし、ほとんどの場合、「目立つから」とか「反応が良いから」、「集客につながるから」という理由でコーチングという表現を使っています。良し悪しではなく、実際にそういうケースが大半なのです。
そのため、本来のコーチングがどうかも分からない情報をいくら集めたとしても、カウンセリングと比較するための十分な情報は見つかることはありません。先に本来のコーチングについての情報を知るべきです。
こちらに本来のコーチングに関する参考情報を載せております。ぜひご参照下さいませ。
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最後に
いかがでしたでしょうか。コーチングとカウンセリングの役割は別モノで、悩み解消は手段の1津つでしかないとお分かりいただけたかと思います。
コーチングにするか、それともカウンセリングを選ぶか。それはあなたの状況によってご判断いただくのが良いと思います。カウンセリングに関しては医療機関に問い合わせをされて下さいませ。
念のため、今回の記事のおさらいをすると、大切なポイントは以下の通りです。
- コーチングとカウンセリングの役割は別。悩み解消は手段の1つでしかない。
- コーチングもカウンセリングも、信頼できる相手を探すことが最重要。
- カウンセリングと比べる前に、本来のコーチングを知るべき
最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。あなたとお会いできる日を心より楽しみにお待ち申し上げております。
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